窯元情報

窯元紹介

山文製陶所は、明治二十六年 初代 今井文治郎により信楽焼きの窯元として創業を開始致しました。明治時代の主製品である海鼠釉の火鉢などを作り、現在の五代目まで約120年の歴史を積み重ねて参りました。現在では、傘立て、睡蓮鉢、花器、洗面鉢、壺など信楽窯業試験場の協力も頂いて様々な陶器の製造を致しております。今でも初代の頃と変わらないのは、時代の流れによる大量生産ではなく、一品一品手作りでしっかり作り上げているというところです。

信楽の歴史

信楽は、古くから主要都市を結ぶ交通路として、また良質な陶土に恵まれた土地として発展してきました。中世より壺・瓦などの焼き物づくりが始められ、室町・桃山時代以降には茶道具として茶人を始めとする文化人に親しまれたりもしてきました。江戸時代以降、商業の発展に伴い、日常雑器が大量に作られるようになり、明治時代には、海鼠釉を使った火鉢などの生産で大きな発展を遂げました。昭和に入リ第二次世界大戦による金属不足で陶器の需要が高まり陶器製の地雷などが作られたりもしました。昭和に入ると植木鉢、たぬき、傘立て、タイルなどが作られるようになり現在に至っています。

営業時間 工場 8:30~17:30(月~土) shop 9:00~17:00(月~日)